空間

好きなように話させてよ

やっぱりやっぱりデビューおめでとうございます

 

スノーマンに出会ってしばらく経った。ライブを見たよろこびの延長で、今まで放っておいたそれスノを観たりもして、彼らの過去についても興味を持った。仲がよかったり、仲がよくなかったりして、でもそれでもここまで来たなあ、という実感がある。わたし自身は、2011年の頃からアイドル誌を買っていて、それなりにたくさん読んできて、いつもスノーマンはページにいて、まあ、ミスノだったりもしたけど、ずっと頭の片隅には存在はあったけど、知らないことはたくさんあって、普通に驚いたりしている。

 

でも。

 

わたしは、今のスノーマンだったから、今好きになったんだな、と本当に思う。きっといつの時代もそれなりの面白さはあって、きっと誰かは愛してきたけれど、わたしは、今のスノーマンだから、好きになったのだ。このスノーマンだから意味がある。(わたしにとって)

 

6人が抱えてきた長い時間と同時に、3人はそれぞれに時間を抱えてきていて、もちろん年齢差の分生きてきた差はあるけど、全部全部意味がある。同様にわたしもわたしの時間を持っていて、同様に価値があり、特別。みんなが特別だな、と自分のことさえ包含して肯定できるようにさせてくれるのがわたしにとってのスノーマンである。出会えてよかった。

 

誰かが一人背負うのではなく、つらいときにそばにいて、そっと重荷を分かちたいと思ってくれる人がいて、誰かが誰かを大切な存在です、と言えて、やさしくてあったかいなあと思うのである。全員が全員、同じ強さでつながっているわけではないと思うけど、網の目のように、強いつながり・弱いつながり・時々助けてくれるつながり・いつも遠くで見守っているつながり、36種のつながりがバランスを保って編み込まれている気がする。どこかが弱くなって切れそうになったとき、柔軟にほかのつながりが変化できれば、人は落ちていかないと思うから、すごくすてきなネットワークだ。

 

こういうことは簡単にはできない。努力が必要だと思う。それをみんなが知っていて努力できていて、すごいな、と思う。

 

そして、9人が9色ばらばらで、それぞれのつながりを作っていても、ひとつの大きな目標が共有できていて、とにかく勢いがある現在が、すごく胸打たれる。かっこいい。元気になれる。がんばろうって思う。こんなにも永遠なんてないと知りながら、今は永遠を夢見たいと思わせてくれる9人のまばゆい姿が、今ここにあることの奇蹟。

 

20201022 デビューコンサート初日を終えて(というよりはそれスノを観た感想)