空間

好きなように話させてよ

あなたの星になれないとしても

カラッとサラッとした覚書はツイッターでできるのに、本質の感想はなかなか切り出せない。どうやってしゃべりはじめたらいいか、わからない。だから以下、湿っぽいかもしれない。よくわからない。

 

 

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ひとり、またひとりと涙がこらえられなくなる様子を見ながら、泣き虫なわたしも制御がきかなくなって、気づいたらいろいろたいへんなことになっていて、ああ、でもこれは「安心」なんだと悟った。信じたくて信じていて信じないわけがなくて、だから確かめるまでもないはずなのに、なんだか今確かめなくてはいけない気がして無理して入れてもらったドームで、ちゃんと「わたしはあなたを信じていたよ、信じられていたよ」と確かめられて、ほっとして泣いた。疑う余地なんて寸分もなかったはずなのに、こうして泣いたことで、揺らぎかけていた自分がどこかにいたことも直面した。ごめんね。

 

今までなにがあってもだいたい平気な顔をしてきたけど、今回は思っている以上にいろんな感情を表面に出したら負けだと思って、抱え込んでいたのかもと思う。「今までで一番舞台に上がることが不安だった」と言葉にしたあなたとおなじで、わたしも不安に負けないようにと考えることで不安を生んでいた。

 

でもね。生き方なんだなあと思う。馬鹿みたいにまっすぐなのが、わたしの好きになった人の生き方だ。

 

何があっても信じるつもりだったし、それくらいずっと好き。疑う必要もなかった。だけど、「信じているよ」「大丈夫だよ」と言葉にしてしまって、負けた気になった。なんで、わざわざ、こんな日に。確かめるように言わなくてはならないんだろう、ずっと変わらないことなのにって。

 

でもちゃんと、正しいことを正しくする。

 

‪生身至上主義のあなたが、自分の言葉・声・表情で伝えてくれたことがすべて。今までもずっとそれを正しくしようとしてきた姿勢をたくさん見せてくれたから、何かあったときはいちばんにそこを信じてあげるよ、言い訳をしない人生を歩むあなたへ‬

 

 

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いつだってそばにいるよ。

最後の曲で、ひとりマイクを離してむずかしい顔をしながらあちこち見渡していた表情が、いろんな感情が押し寄せて、余裕がなくなったみたいな表情が、わたしの信じる全てです。

いつまでもそこにいてください。いちばんかがやける、その場所に。