空間

好きなように話させてよ

果てしなく続く道の向こうに

Endless SHOCK 2017が幕を上げた。


幕間順調、無事終演を重ねながら、無事3月の千秋楽まで走り続けられますように、
祈りながら公演はまだ半ばですが今年のSHOCKの覚書。


ちなみに、去年の秋から暮れにかけて、もしかしたら「おたく」卒業したのかもなーと思うほど一つのモノやこと、人に執着することがなくて、深く何かを追うより、広くあちこちに興味を拡散させていたのだけど(だから文章を書く欲もあまり湧かなかったし、このブログの更新も滞っていた......)、久しぶりに帝劇に足を運んで双眼鏡を覗けば、そこにはわたしの大好きな、世界で一番大好きな景色が広がっていて、あ〜〜〜何かを深く深く好きでいるってこういうことだったな!と妙に感慨深くなったりしている。Endless SHOCKが大好きだよ!というわけで久しぶりにおたくらしい文章が書けることがうれしいねー。


あ!主語のない文は大体松倉くんの描写です。許して。



<一幕>
・OPENING CONTINUE
黒のスーツ、ラメのライン。大好きな電飾の階段の中で襟を正して。今年は今までと変わって、光一くんを挟んで反対側に松田元太がいる。この話、何度もしてきたかもしれないけれど、わたしは松松が好きで松倉くんが好きなのではなく、松倉くんの相棒がたまたま元太で、彼らが自らこだわって二人でいることに意味を見出しているから松松のことも好きになったので、正直二人でいたとしてもわたしの目に一緒に収めることはできない......のだけれど、やっぱり一緒に過ごしてきた年月とそれぞれ離れた場所で踊ってきた年月を思うと、世界で一番(わたしが)好きな舞台に二人で帰ってきたことは少しばかり特別。

でも、雑誌で彼らが自分の言葉で語ってくれたように「コンビとして舞台に立っているわけではない」「僕は僕」という言葉通り、Endless SHOCKの中に「松松」は存在しないと、思うよ。わたしはまつくらくんは自分の足であの場所にたどり着いて、あの場所に立たせ続けてもらっていると思う。同様に、げんげんだって、確かにまつくらくんの姿を見て悔しくて憧れて努力して、という経緯はあるかもしれないけれど結局自分の力でよじ登ってきたと思っている。たどり着いたところが、元の通り、一緒の場所だったというだけで…!(書きながらエモさ倍増させて死にかけている)


・So Feel It Coming
・New Horizon
ムラサキのスーツから赤のスーツ。

・Yes, My Dream
すごくヤラくんとの関係が近くなったなーという感じがした。また後でも書くけれど、前年よりもコウイチとヤラの真ん中に自分の関係性を位置付けていて、どちらのことも大好きで、どちらからもとにかく寵愛されているという感じを出しているのかな。だからはしごの上でヤラくんにほっぺむぎゅーってされるのもかわいいし、ヤラくんからもらった白い蝶ネクタイを重ねづけしているのもかわいいし。あとは変更なく、ボックスの上でうわわわってして福ちゃんに支えてもらうシーンやはしごを持って運んだ後にしゅぽしゅぽしながらはしごのしたを潜るところも健在でとてもうれしかった。

変わったのは、リカがセンターに出るときに投げキッスをしていることだろうか!私が見た1度目はそんなことなかった気がするのだけど(??)2度目は香水をつける手のひらの付け根の位置にキスをして飛ばしていたし、3度目は両手でふわっとキスを飛ばしていた。うお〜〜リカとの距離感!!!

・ONE DAY
毎回思うのだけど、SHOCK常連の奥様方からこの歌い出しでリカちゃんの審査がされているみたいな気分になるのでめっちゃ緊張する(わたしが)。松浦リカちゃんは結構太めの声なので、芯があってよい。まあコウちゃんとのハモりを考えるともう少し声質が離れていてもいいのかな、、とも思うけど。とっても歌は上手です!

パーティーへ向かう衣装はピンクのパーカー!

・It's A Wonderful Day
オレンジのパーカーに数字の書いてあるTシャツ。パーカーは相変わらずだぼだぼでゆるゆるですぐ落ちてきちゃうので腕まくりをするのが癖になっていて、かわいい。インナーは去年と変わった、かな、たぶん。ダンスはやわらかくなって、今までよりもっとしゃかりき度が低くなったなあと思う。SHOCKに出る以前のダンスと見比べたら歴然だろうなあ。やわらかくてあったかい、楽しい表現だなー。
全体としては、WSSを見て以来、オマージュという楽しみも増やしてしまったよね。構図がいい。

ベンチに座るとき、必ず座る場所と自分のお尻をサッサと拭いているのがかわいい。演技がディテールまで落ちていっている気がして、成長を感じる。

ドラムシーンは、今まで辰巳くんとかがかまってきてくれた分、今回はヤラくんが抱き上げてくれるシーンがあって、本当にヤラくんとの距離感を近く見せているなあと思う。


・World Adventure Intro
・Dancing In Broadway
銀スーツ!ん〜〜〜〜〜かわいい。これはこの曲が持っている力もあると思うのだけど、すごく「光を浴びるのが上手」ソングだ。スローテンポになったとき、立ち止まって斜め上を見つめるとき、まばゆくて靄のかかった光の中で、目をキュッと細める仕草を見ると、ああこの人にずっと舞台に立っていてほしいなあと願ってしまう。双眼鏡が万華鏡のようになるんだよね。

・Jungle
ジャングルの縦一列になるダンス、一番前がまつくらくんなので、ガムシャラ夏祭りのときのMFPを思い出す〜〜。かっこいい。重心が低いのと、やっぱり腕が長いのでとてもダンスが映えるなあと思う。

・Dance!
ヤラ・テラ・ゲンタが前半、後半からカイト・ハマナカの形に。今までソロだったのを文ちゃんと分け合う形でタップダンス。英語の発音がんばってる笑 ソロパートが減ったことより、女ダンと同じ振りだったのがなくなってしまったのが少しさみしいんだけど、きっと文ちゃんと歌い踊る経験は大事だなー。歌うことが不安だ、と言っていたまつくらくんの姿はもうなくて、自信が見える。
ラスト、ヤラと背中合わせで、ヘイッ!で頭を振るの、とてもいい。

SOLITARY
ソリタリはずっといいよなー。言うことない。いつだって最高だー。今回結構鍵だな、と思っているのはヤラが上手に走ってはけるときに、カイトが一番退場が遅いこと。あらゆるシーンでそうなのだけど、コウイチとヤラの真ん中にいて、末っ子だから見えるものがきっとあって、そういうことを考えながら動いている感じがする。

・Missing Heart
「やっぱり......オーナーの劇場に戻ったほうがいいんじゃないかな」
ということをあの場所で一番に提言できる末っ子って。。と思って胸がぎゅっとなり泣きそうになる。今回ゲンタが加入して、それでもカイトの方が年下に見える(笑)という光一くんの判断でカイトが一番年下の設定だけれど、それがすごくよいのだ。正解すぎる。
二幕の準備にみんなは早めに駆け出していくけれど、カイトはすごく困った悲しそうな顔で、まわりを見つめていて、そこでハマナカが「......カイト」って声をかけてくれるのだけれどその文ちゃんのやさしくてやさしくてやさしい声といったら。ああ、末っ子だな〜。

・Japanesque
今回の大きな改変はジャパだと思うのですが、最高なのですよ〜〜〜!太鼓!かなりかっこいい。太鼓だけが響き、盆も止まって、光も白いスポットのみになり、コウイチとヤラが二人きり、という最小限まで削ぎ落とされた演出がかっこいい。引き算だ。その後、福松・ハマナカ・テラが参入するのだけど、うらやましいなー。嫉妬だ。新演出のジャパネスクのシーンにうちの子も出して欲しかったしわたしも出たかった(無理です)。



<二幕>
Dead or Alive
シェイクスピア
・Don't look back
・New York Dream
・Higher
・ONE DAY reprise
・New Show Intro
・MUGEN
・太鼓
・Ladder Flying
・マスク
・夜の海
・大桜
・CONTINUE
・チェイサー




全体を通しても、いろんなことを新しく思う舞台であった。何回見ても新しい発見が襲ってくるし、新しい感情が湧き起こってくる。


キャストが変わると関係性ががらりと変わるのは、この舞台がメタで入れ子構造になっているからというのもあるし、それぞれの役どころに強烈なキャラクターを与えていないからだろうなと思う。それぞれが持っているポテンシャルをいかに舞台に反映していくか、ということが大きいんだよね。ただし、素のまま舞台に立ってよいということでもない。光一くんが光一とコウイチは同じでない、と言い切るのだから。


だから、カイトも、松倉海斗そのものではない、と思う。一方で、カイトは松倉海斗が松倉海斗を越えようとして生み出した何者かなのだ、とも思う。愛おしくてたまらないよね、3年間向き合い続けてきた一つの人格が、あんなに輝いて見えたら。


まだ公演が半分以上残っていることをうれしく、そして早々にさみしくなりながら、また今年もSHOCKの舞台に立つことが許された君を、本当に誇らしく思います。
今年もまた一つ一つ、目標を決めて積み上げていけますように。







―――

二幕の感想力尽きていますが、がんばろうとするとどんどん公開できなくなっていくのでひとまず。
また書きます。