空間

好きなように話させてよ

今日も最高のステージ

ちゃんちゃかちゃ〜〜ん、書いてたデータが飛んだのでええいってなってたんですけどがんばって復元します。ええい。

ということでEndless SHOCK 2016の記録。



そもそもファンだった作品に応援している人が出演決定するってどんな運命なのですかね、と今でも思う。そういうハッピーなことが起きるからこの世界はたのしいのかもしれない。グッとくるよね、好きなものが好きなものとつながる瞬間。これをわたしは星座と呼ぶわけだけれど。
梅田の頃、初めてOPENING CONTINUEでせり上がってくるまつくらくんを観て泣いた。おかしいくらい緊張していて、こんな経験したことなかったけど、はじまって3秒で心配ごとがかき消された。心配なんて、存在する余地もない。微塵もない。全部を手にしたまつくらくんがそこにいて、一瞬一秒迷いがない。コウちゃんはのちに「心配するやつを舞台にあげるわけないんだから」と言ってくれた。このカンパニーには心配する相手は一人もいないそうだ。認められている、というと大層な感じだけど、居場所があるんだなと思った。
帝国劇場にカンパニーが戻ってきて、まつくらくんの続投が決まる。うれしかったけど、どこか当然と思う自分もいて、でも、たぶんこれはありがたいことでありすばらしいことである。運も縁ももちろん、彼自身の努力ももちろん。「当たり前のこと」と言うには傲慢すぎるけれど、「たまたまだよ」と言うには必然的なことであった。正直いつもの場所に半年も戻ってこないことはさみしかったけど、大事な居場所がこうして続いていくことがとてもうれしい。わたしにとって「応援」が「あなたの次の姿を見たい」ことであるなら間違い無く「まつくらくんの立つ次の舞台もSHOCKであってほしい」というのがファンとしての希望だった。

そんなこんなで、オープニングで号泣こそしなくなったけれど、この場所でほんとうにきらきらしていることがどれだけすばらしいことかを知っているので、やはりどきどきするしとてもうれしい。もうOvertureがはじまったくらいで、心が跳ねるし、なんなら日比谷駅の地下街でうきうきする。地下街をすんなり歩けるようになった自分にも、誇らしささえ感じる。こんなことがあっていいの。最高だ。

・OPENING CONTINUE
黒のスーツ、ラメのライン。襟を正して微笑む、ああ、ずっと憧れていた場所にまつくらくんがいる。

・So Feel It Coming
・New Horizon
ニューホラはムラサキのスーツから赤のスーツ。たぶん、まぶしそうな顔をすることを覚えた。また顔の表情を増やしたな、と思えて楽しい。差し込む光のなかでまぶしそうにするまつくらくんは、舞台ならいつも2階の高いところに目線を置くまつくらくんのらしさで、魅せ方なんだろう。地方公演時に「毎公演目標を立ててやっていた」成果かもしれない。

・Yes, My Dream
毎回かわいい〜。地方で一緒だったからかもしれないけど辰巳くんと仲が良い様子で、とてもかまってくれる。かわいい。あちこちでいろんなことが巻き起こっている曲なのでいつも全部は見れず、まつくらくんを追ってしまうんだけど、箱の上でわわわわってしているところも、しょうきに頭はたかれるところも、はしごに登ってヤラのお尻つんつんしているところも、はしごを移動させた後に黒人ダンサーと一緒にしゅっぽっしゅっぽするところも。いい。
コウちゃんとオーナーを囲んで全キャストが歌うシーンは一番と言っていいほどSHOCKらしいシーンだと思うけれど、コウちゃんと辰巳くんの間というナイスポジションで、ここにいることのしあわせが溢れるような笑みで歌うカイトかわいい。

・ONE DAY
今回のリカちゃん、だんだん良くなってきた。というか全体を通してもだけど、やはり毎回感じ方が違うので舞台ってすごい。リカちゃんの声がとても合うので、ぱちっとはまると感動する。

・It's a Wonderful day
これも楽しい曲だよね。一幕は楽しいまつくらくんがたくさん観れる。かなり素に近いカイトだ。たぶんまつくらくんもカイトもこのカンパニーでこの作品を楽しく作れることにしあわせを感じていて、それが踊りや表情に直結してでてくる。カイトは末っ子で、人が好きなので仲が悪くなった時にどうにかしたいと思うんだけれども何もできないことに葛藤があるような気がする。だからコウちゃんとヤラの関係が正しくそしてカンパニーがうまくいっている時のカイトは本当にうれしそう。
コウちゃんのCONTINUEのらんらーらーらのところはいつも辰巳くんと音程の話してるのと孝良くんと必ず顔見合わせたいのが推しシーン。
個人的には新聞を持って踊るのが好き。まつくらくんの手先の神経はたぶん紙の先まで達するので新聞の先まで意志があるように見えるから。あと踊りが大きく見えるでしょ。(あとあと、梅田で落としたことがあって隣のダンサーさんに拾ってカバーしてもらったりしたから。)ちなみに今日はヤラ君が落としたバラを落ちないようにポッケにしまうところがよかった。祈るところでもバラを一輪持っているの、かわいいでしょ。ちなみに3人は恋人つなぎで祈るけど孝良くんだけいつも指の組み方が違う。Fu Fu!

・World Adventure Intro
・Dancing In Broadway
銀スーツ!しゅっぽぽしゅっぽ。ぺんぎん。ごーあへっごーあへっ。
・Jungle
ジャングルにいつも出てくることを忘れてしまうので慌てて双眼鏡構える。
これはいつも思うのだけど、コウちゃんのフライング降りがとても美しい。ワイヤーしていないのもあるのだけれど、片手片足で支えていたのを、足を外して両手にすり替える瞬間が美しいのだよ。あ〜すごい。好きなフライングの一つ。
・Dance!
ジャングルセットが捌けるとヤラ・タカ・ノザワに。まつくらくんは途中からの登場なんだけど、ソロなんですね。タップダンスからの帝劇0番でソロ。梅田ではひろきバージョンだったためにRock the Worldだったんだけれど(それはそれでよかった。全英語詞、フェイクもあったし。)ちょっとソロパートが増えて。ドキドキものです。歌が苦手、と言っていたまつくらくんはちょっとは自信がついただろうか。SHOCKは踊りも歌も演技も太鼓も殺陣もがんばらなくちゃいけない。またひとつひとつ目標を立てているのだろうなあ。ここが唯一の梅田とのチェンジパートでした。
ちなみにソロ終わりは女ダンと同じ振りなんだけど、袖がないためか細い腕がすうっと天まで伸びているのが揃っていてとてもよい。最後は顔の前に手のひらをかざすんだけど、そこ、すっごい顔してる。オトナ......。
SOLITARY
そりたりといえば赤手袋。そりたりでも目をふわぁんって細める仕草をする。(ふわぁん、って表現はメモに残されていた。)そりたりを踊れるっていう経験は最高だよな。ジャニーズJr.になるだけじゃ踊れないんだよ。スペシャルすぎる。

・Missing Heart
・Japanesque
ジャパネスクのまつくらくんの顔、、、。目をひん剥いてコウちゃんを斬る瞬間。コウちゃんに刀当てられる瞬間の殺気だった顔。毎回毎回その狂気ぶりに驚く。「かわいい」が似合わない。すごい。いつしかの夏、ライブハウスのサイズで殺陣をやった時とは全く異なるものである。手数も多いし、かなり大事な手もあってSEが当てられている。たぶんこの舞台に出会わなければすることのなかった表情が溢れる。アドレナリンすごいだろうな。声も枯れるだろうし。
私の推しは待機しているときに右手に持った刀からしゃがんで投げ出された左足までの角度がまっすぐに整っている瞬間です。かっこいい。何回でも言うけど、刀の先まで神経通っているにちがいない。あと、ジャパネスクではあまり上を向かないため、そこらへん意識していると思う。
ところでコウちゃんはこのジャパネスクをどのようにハッピーエンドにしようとしていたのか教えてくれ。

<二幕>
Dead or Alive
シェイクスピア
・Don't look back
傘のシーン。傘フェチなので。

・New York Dream
ビバリさんが大好きなので、このシーンは本当によい。あの歌声とあの美しい足さばきはいかにして生まれるのであろうか。よいなあ。ちなみにまつくらくんは全くといっていいほど笑ってくれなくなった。梅田の時はどうだっただろう。カイトはコウちゃんのことが大好きで、もちろんヤラのことも好きだけど、二人が離れてしまって楽しく踊れる環境にないのだなと本当に思う。踊ることは好きだけど、心から好きな場所じゃないインペリアルシアター。

・Higher
Higherの頭とお尻の表情を見て欲しい!本当に楽しくなさそうに踊る(やや荒削ってる)カイトがコウちゃん登場で戸惑い、辰巳くんに誘われて列に加わるのはいいけど2カウント分はものすごく目が泳いでいる。でもね、曲中で辰巳と目が合った瞬間に本当に楽しそうな顔に変わる。パアッと。音がするくらい。全然違う。
ちなみにここも頭の登場シーンのポーズが殺陣のときと同様きれいでした。日によって角度違うけど。

カメラマンに撮られるシーンでも辰巳かまってくれる。大きくなったねって言ってくれる。梅田より落ち着き気味だけど、かわいさ絶好調。

「あ〜〜〜〜カイト!!!カイト、おまえかあわいいいい!!!おまえだけはずっと変わらないで!!!」
「コウちゃんおかえり」

・ONE DAY reprise
・New Show Intro
・MUGEN
・太鼓
・Ladder Flying
ラダーしている下の太鼓隊。辰巳くんの右手大きく振ると左手も大きく飛び跳ねる癖すごくかわいい。完璧じゃないとこ見つけた気がしてうれしかった。黒に金の和装だけど超いいです。
・マスク
・夜の海
夜の海の振り付け、好きだな。足首がぴょんぴょん跳ねるんだけどやわらかくないときついとおもうのですよね。伸びもきれい。重心の低いターン。よい。衣装も黒に金だけど、型違い。これを歌い踊ると本当にSHOCKなんだなと思う。
・大桜
白い礼装。ヤラが一番最初に近寄るんだけど、辰越とまつくらくんに託す瞬間がわたしは美しい流れだなといつも思う。SHOCKのいいところは番手がきっちりしているところでもあると思うんですよね。すごく明快でノンストレス。出番には必ず意図がある。
・CONTINUE
・チェイサー

カーテンコールの流れも番手があるので美しい。そして、全キャストに拍手を送れるのは素晴らしい。きれいな幕引きである。コウちゃんが舞台を続ける意味は「みんなが輝ける場所」であり「みんなのことが大好きなんですよね」だけれど、それに尽きるカテコである。
ちなみにスタオベしたあとはまつくらくんと辰巳を見ていてほしい。がおーってする。はいはい、かわいい。この二人の仲の良さそうなこと良さそうなこと。お互いに背が高くないこともあるので、まつくらくんは踊り方や振る舞いを盗んだらいいなと思う。これからも仲良くしてください。





当初はこんな感想を書くつもりではなかったはずなんですけど、書き始めたらこうなってしまった。わたしの辰越SHOCKはこれで収まったのと、次見るまでに一ヶ月ほど空きそうだったのでひとまずの覚書。
まつくらくんはかっこよくてかわいくて、とても踊りがうまい。踊りの量もその精度も、そして力量も、すばらしい。でもそれだけじゃないってわたしは信じていて、なによりいつも楽しそうなのだ。だからわたしも楽しい。そうに違いない。ここにいれば踊りが大きすぎると言われることもなく、思う存分輝ける。うれしいんだよなあ。だからわたしも後悔したくない。後悔ってなんだよ、って考えてみたりもしたけど、とりあえずこの演目に対しても後悔したくないのだ。ということで後悔しないようにまず言葉にすることからはじめましたとさ。惚気しかない気もしたけど許せ、残しておきたかったのどうしても。へへへ。

演者が一人変わるとがらりと雰囲気を変える舞台なので福松も楽しみにしています〜。インフルエンザに負けませんように。怪我なく、病気なく、事故なく。幕間順調、無事終了。そして後悔がありませんように。またその先に観たい姿がありますように。