空間

好きなように話させてよ

夏の思い出を幾つか

夏の終わりは自分で決めなくてはいけないらしいので、たぶん今日でしょう。外を歩いていたら金木犀の香りがしました。


公私混同夏の思い出百選をお送りします。百もないけど。


この夏は(も)旅三昧な夏でした。行った場所は福島・尾道大三島フィンランドエストニア・山中湖・神戸・京都・大阪。中三日あればいいほうで、次から次へとあちこちを駆け回りました。やっぱり思い返せばハードスケジュールですけど毎年こんな感じなので今の所保っています。ま、ちょっと今年はやりすぎたかもしれない。
東京にいる隙間の時間はアルバイトをしたり、観劇をしたりしながら過ごしていました。これだけ慌ただしくしていたのに都合をつけて会ってくれたお友達もいて、私はうれしかったです。


一、フィンランド
価値観を変えてくれる出会いでした。せかせか生き急いでいるタイプの人間なので、この国の時間感覚や呼吸の仕方がすごく新鮮でよかったです。別にすごくスローリーな国ってわけではないんだ。バスや電車の時間もすごくパンクチュアルだし、仕事も定時退勤だし。でもそういう感覚っていうのは彼らにとって大切にすべきものの優先順位付けがすごく明瞭で、かつそれをみんなが理解しあえているからなんだろうと思いました。あまり言葉にしづらいけれど、自分の中にストンとくる部分も多くて秋からは振る舞いが変わればいいなと思っています。まだちょっとひみつ。
あと、街のスケールをすごく意識しはじめたのもここがきっかけ。ちょうどいいスケールの街が多くて過ごしやすかったのだけど、そういうことってやっぱり空間体験として肌で感じないとわからない。いくら地図眺めたってグーグルでググったって本を読んだってわからないよ。


二、Endless SHOCK
このイベントを到達点としてこの夏があったと言っても過言ではないかもしれないですね。先述の通り、すごく思い入れのある舞台でした。いちばん好きな子があの世界のなかで息をする。わたしが見たい夢を次々と見せてくれる少年の物語です。は〜〜〜今思い出しても心がキュッとなる。とても良かったです。これについてはまだ他でも書きますね。


三、運転
免許を取って初心者マークがはずれるくらいにはなりましたが、この夏はちょこちょこ運転する機会があって良かったです。まだやや危なっかしいけど。でも、運転好きかもって思ったし、運転したい。歩きのスケールでは考えられないくらいに活動範囲を広げられるのを実感してやっぱりクルマってすごいなと思っています。小旅行したい。
都会の駐車はちっとも上達しませんが、田舎ではクルマが停められるようになりました。もうちょっとがんばります。


四、しまなみ街道サイクリングを経て
尾道から大三島までサイクリングでチャレンジをしたのですが(めっちゃきつい)、レンタバイクでロードバイクを借りることができて運命の出会いをしました。ロードバイクってママチャリとぜんぜん違う!ほんとうに違う!我が家で使っているスーパーセールでうん千円のママチャリとは比べ物にならないくらい機動力があって、軽い力で動くし、びっくり。自転車ってこんなに性能の差があるものなのかと。いい自転車を新調したいと思います。


五、観劇
夏に入ってサンセット大通り、エリザベートをはじめとするミュージカルから宝塚ガイズアンドドールズまで観れたことがよかったかな。もろもろギリギリの手配ですごく苦しかったですが、入ってしまえばもうそこらへんはわからないものですね。ほんのちょっとずつ分かり始めているので、秋冬シーズンがおそろしい。
宝塚自体は本場ムラがはじめてだったのですごくドキドキしましたね。テーマパークみたいでときめく。東京よりも観光ツアーが入りやすいのかな、さすがカルチャーとして認められている本場...!と思いました。


尾道だけはひたすらに暑い日本の夏だったけれど、その他は日本においてはくもりで涼しく、フィンにおいては快晴で涼しく、概ね過ごしやすかったです。北欧でこの時期こんなに晴れが続くことはめずらしいらしいです。入国数日前まで天候不順だったようだし、帰国翌日からも雨だったみたいなのですごく恵まれていました。晴れ女かしら。関東の大雨の時期もわたしは東京を不在にしていたのですが、関西でしとしと降られたくらいで丸一日ずーっと豪雨みたいなことはなくて。私にやさしい夏でした。
とまあ、これくらいしか書くことないんですけど。思い出は一通り(思い出したら書き足します)で、あとは夏に考えたことを整理する時間が必要かなという感じです。こう言いつつ毎年散らかしっぱなしになっちゃうんですけどね。ちゃんとしよ。お部屋の整理もしよ。