空間

好きなように話させてよ

天体観測、六本木にて

一番星のない空でも、星たちは無数に輝いてて、むしろ一心不乱に双眼鏡に入れていた星を失ったら、いちどにたくさんの光が飛び込んできた。えらぶのってむずかしい。いちばん、にばん、さんばん...もうその先は順序つけることもむずかしい。


ちょっと緊張していた。一番の彼がいないステージで、でも好きな少年がたくさんいるからどうしたらいいかわからなくて、一体わたしは何を見てくるかな何を選ぶんだろうとそわそわしていた。二兎追うものは一兎も得られず、散漫になって時間だけがすぎてしまうかもしれないなあとぼんやりとしか危惧もあった。


結果、わたしは新しい星を見つけた。
ちょっと冷たそうでマニッシュでスタイルが良くて大きなピアスをしていて指先が美しい男の子。
踊っている時も真顔で、淡白だけれども、すらり、ふわり、くねり、きれいに踊る。踊りの一つ一つにアクセントがついていて、けれども流れるよう。しゃかりきからは遠いけれど、力の抜けた肩の動きなのに指先まで神経が通っているかのようで美しい。冷たい子かと思えば、目があうとすこしふわっと笑ってくれて、ああ、恋。そこに立つことがきらいではないんだなと思ってちょっと安心する。しずかな子かと思えば、ヘルメットかぶってデッキブラシ片手に走り抜けていったりもする、まわりの少年に目配せをもらってにたっと返していたりする。「これはかれのえさです」ハンドマイクを持って聞こえた声は想像より高くてときめく。ステージの上でたくさん名前を呼ばれて、歩いている間に仲間と目が合えばよくお話をしている。すれ違ったいくつも年上のおにいさんの口は「よかったよ」と動いているように見えた。小さな男の子と目立つでもなく毎日毎日タオルを交換こしてみたりもする。仲いいのね。


動きのどれもがねっとりとはしていなくて、サラサラとさりげなさがあるんだけど、どこかわたしの心を捉えて離さない。
星の名前は、千田くん、そういえば北海道からずっとわたしはこの子の金髪に夢中だったわ。


***


それにしてもなんでもかんでも星にして話を始めるのなんなのかね、癖かな
時系列でいくとこれ書いてから先の記事書いてたんだけど見返してみたらこっちも星の話ししてて無意識こわい
星ってなんなのかね、星......


>ガムシャラサマーステーション2015感想





以下は読んでいただかなくて大丈夫です(笑)


















































三日目が一番まともな感想書いてるわ、ということでじんせいに差し支えそうなツイートをいくつか控えましたが概ね感想全て総括