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空間

好きなように話させてよ

青いのは、夏だって 舞台裏編

IDOL Jr. STAGE

世界の果てからかわいい子たちに愛と感謝のお手紙を。


……インターネットで。




ガムシャラでセクシーな夏が終わりました。
ガムシャラでセクシーってなんだよ、って皆がそれそれ思っていたでしょうが、終えてみて分かることは
あながち間違ってなかったなということです。
一生懸命になることはかっこわるくない。セクシーだと思います。




横浜アリーナで、Sexy松の組閣が発表され、夏になんらかの公演をやりますと宣言をしたときに私は立ち会いました。
松倉くんがユニット名を授かるのははじめて*1で、すごいすごいうれしかったのを覚えている。
こういう瞬間に、私は必ずうれしさと同時に不安を感じてしまうものなのですが(ここが第一ステップ)、松倉くんは誌面では素直に「ユニットを組むのはJr.の夢だから、とてもうれしい」と言ってくれるので、私も信じられるような気がして不安はちいさくなる。
ただ、三人で冠を背負っても、夏の公演なんていうふわっとした口約束は握りつぶされ、忘れ去られて行くのがこの事務所の通例だと思っていたし、過信することは後の絶望と心得ていたので、半分嘘だと思って聞いていました。(ここが第二ステップ)

(少年の言葉への期待と組織の発言への不信感。この矛盾はもうずっと消えないし、ずっと付き合ってきた問題です。この際はこの話はやめておきますね。)

その後、メールが来て、本当に公演が行われる、しかも30公演、と知ったときもとてもうれしかった。あんなにうしろの列で踊っていた彼らがメインになるなんて。クリエなんかでも三番手、四番手の位置にいた彼らだったのに!とてもとてもうれしかった。
なのにまた、不安にさせられる出来事があったのでした。なんと30公演で対決をしていく。えっっ。(第三ステップ)
私は普通のステージが見たかった。普通に踊って普通に歌って。楽しい。そんなステージが見たかったのです。「対決」???なんだそれ。


舞台の幕が開くまでには、こうして期待と不安の入り交じる時期が多くありました。
しかし、結果としてこんなにもアツい夏はなかったなあと思える良い時間がそこにはあった。
これらは全て、彼らが真摯にパフォーマンスというものに向き合っていたからだと感じます。






松倉くんは、それはそれはもうドラマメーカーなので
泣いたり笑ったり転げ回ったりしながら、そんな姿を一ヶ月半見せ続けてくれました。


つい数ヶ月前の雑誌で、
「泣き虫だけど、他のJr.の前では泣かない。誰もいないところで泣くんだ」と言っていたのに
スネアを叩きながら、悔しくてぽろぽろと涙をこぼす君。
私は自分自身が泣き虫なのもありますが、アイドルやステージに立つ人たちがほろほろと泣く姿が好きで。例に違わず松倉くんの悔し涙も抱きしめたいほど好きでした。
でも、これほど心にしみているのは、やはり神宮寺くんと田島くんのおかげあって。そういう年頃だろうに、だれかの一生懸命さを笑うことなく、むしろ背を叩いて支えてくれる。同じような存在は私にもいたかもしれないけれど、こんなにも直結した素直で愛らしい動作を表出させてくれる人は私の周りにはいなかった。あこがれと羨望と愛くるしさが溢れ出しました。


草津にて。
なぜかメンバーを左右にはべらかしガキ大将化する松倉くん。お、おう。
射的がやりたかったり、アイスクリームが食べたかったり、修行やだあと言ってみたり。
他のチームに比べ、数倍自由度の高そうなロケで始まった修行回ですが(絶対スタッフさんもかわいくてしかたなくて甘やかしてしまったに違いない、かわいいに違いない、間違いない)、ガキ大将の松倉くんはなぜかここでもガキ大将っぷりを発揮し、温泉の横で湯もみを放棄しトルネード。
自発的なアクションに対してネガティブな感情を抱きたくないタイプなので、こういうときはいつもは自分の感情にひたすらに蓋をするのですが、ここでまた登場、みんなの彼氏 神宮寺さん。


これはそのときの素直な感想です。ここにすべてを詰め込んでいます。


人には、ふざけてしまうことも時にはあって、間違うことはたくさんあって、ベストじゃない選択なんて日常茶飯事で、それでいいと思うのですが、
それに気づくことができるかっていうのが大切なんじゃないかなあって。
ただ、その気づきは誰かに渡されるものでない方がベターだと私は思うのです。
チーム者のリーダー神宮寺くんは、「そっと気づきのきっかけを与えられる人」でした。
上でもなく下でもなく前でもなく後ろでもない立場から、いやらしさなく、無自覚的に言葉をかけ、周囲にいい影響を与えることができる人なんじゃないでしょうか。
その言葉も、やさしく丁寧というよりぶっきらぼうだけど愛があるからすてき。
松倉くんと誰か、にすごくとらわれたことはなかったけれど、このとき初めて、松倉くんがデビューするならばそばにいるのは神宮寺くんであってほしいと願いました。言うのはタダだよね!


草津から帰って。
サングラスかけてうぇいうぇい言ってるのはよくわからん。ファンキー。


数日後。
風邪でぐったりな松倉くん。急展開に驚く私。
ここの掛け合いもとてもお気に入りで何度も繰り返し見たものですが、
まだ大丈夫だと無理してレッスンから離れたくない松倉くんの意地と、これは本番じゃないんだから本番のためにも休めといってくれるリーダー神宮寺くん。
田島くんやスタッフさんの声かけもあって最終的には別室のソファで寝ることになるのですが、
自分のことだけでなくメンバーのこともしっかり見て、心配してあげられるリーダー、あれで16歳なんです。
同じような立場にいる人だから、きっとレッスンに出たい、出なきゃという気持ちも分かるんでしょうし、
ステージに立つための休養の必要性もよく分かっているんでしょうね。
真面目に心配してくれて、かつ「ソファには俺のヨダレたらしてあるからな」的なおちゃらけも混ぜてくれて。
深刻にせず、笑わせてくれる神宮寺くんの配慮(というか、ほんとうにごく自然にできるんじゃなかろうか)本当にかっこよかった。
そして、ホワイトボード。各々が気合いの入ったメッセージをホワイトボードに書き残しているのですが、「まつくをカバーする」。嗚呼、これを書いたのはリーダーですか。リーダーなのですか。
ちなみに、嶺亜さんは「チーム者だいすき」。
松倉くんがデビューするならばそばにいるのは神宮寺くんであってほしいと願いました。(二回目)




これが松倉くんとチーム者の一か月半。
悔しさで泣けるだけの真剣さで練習をしながら、互いを支え合い励まし合う仲間と過ごした一か月半。
これがすべてではないので、私の知らぬ余白に絵を描いてじんわりとします。
もちろんほかのチームもだけれど、仲間の大切さって、こうやって実感するんですね。
近年、ユニットが減っているJr.の世界の中で、ありありと見せつけられた気がしました。
この夏を抱いて大人になれ、そう思います。








続・ステージ編

*1:厳密に言うとジャパハイがあるので二度目ですが、無いに等しい