空間

好きなように話させてよ

JOHNNYS' 2020 WORLD を終えて、結局いつもまつくらくんがかわいい感想エントリ

12/26 13:00~ 帝国劇場

ジャニーズ2020ワールド(通称:トニワ)を観に行ってきました。怒涛の年末現場祭りです。


ジャニーズワールドと名のつく公演を観に行くのは2回目。去年の旗揚げの時にも一度だけ、行っています。正直、ジャニーズの舞台にはあんまり精通していなくて、去年のジャニワもたった一回なので、ここがどう変わった、こっちの方がいい、とかそういうことは言えません。今日はどこどこのあの子がかわいかったのアハハンみたいな呑気なことしか言えない。
けれど、2012年の自分のジャニワの感想を読もう!と意気込んでログを探したところで言葉の端々を投げ込んだツイッターのつぶやきがいくつかしか残ってなくて(メモ帳を紛失…)、2012年の自分にすこ~し腹が立ったので、2014年の自分にはそんな感情を抱かせないために、2013年の私はここに感想を書きます。書いとかないと忘れちゃう。し、こうやって一年前の感想を読み返す作業が結構好きなので。


さて、2013年の私は誰を目当てに見に行ったのかというところから話をはじめます。正解は松倉くん。観劇を終えてみても、ずっと松倉くんを目で追っていたなという感覚があって、それはそれですごくうれしかった。担当という言葉に頼るのはやめにしたけど、慣用句的に言えば「担降りしたい」と思ったほど。いや、松倉くん見るたびに「担降りしたい」って言ってるので今回に限ったことではないんだけど。
2012年は岩橋くんを中心にぐるりと見ていた。欲張ったら「目が足りない!」現象に陥っていました。のえるちゃんがクローディアスやっていたりもしたっけ。*1なんでもかんでも目に焼き付けようとしていた懐かしい頃です。


今年もジャニーズワールドはエンターテイメントショーとして、とても面白かった。ストーリーが破たんしてるとか意味が分からないとかそういうアレコレは今年に始まったことではないから気にしないにしても、あれだけ演出をふんだんに使った舞台ってそうないと思うし、ジャニーズにしか、さらに言うならジャニーさんにしかできない。濃すぎる二時間超。終わって「楽しかった~~~」って思えるから、劇中のセリフにあるショービジネスの極意的なものはなんなくクリアしているんだと思います。
二幕始まって突然「13月=ユートピアだ」みたいな話になったときはちょっとびっくりしましたが。だって今年のトニワの一幕にユートピアなんて単語一度も出てこなかったし。そういう意味では去年より今年の方が脚本ぶっ飛んでるかもしれませんね。


ダンスとしては、少し物足りなかったかなと思いました。あれだけの人数がぐわっと集まってきて群舞するだけで、それはまあテンションあがるし楽しいし満足なんだけど、欲を言うとやっぱり揃っていてほしいってのが本音で。正直、今回はそれが気になりました。個々人がということではなくて全体的に。
たまたま入った公演にたまたま聡マリちゃんがいて(ラッキー!)、セクゾンメドレーをやったんですけど、やっぱりこの曲のバックはすごく揃うんですよね、さすがに。その分ほかの群舞が見劣りするかなと思ったり、私が入った公演がマチネだったからかなと思ったり、ただ練習が足りなかったのかなと思ったり。いろいろ理由を勘ぐってしまいました。


マチネだから手を抜くってのもなんだかなあという話ですが、マチネを全力で演ってソワレぶっ倒れられてもなんだかなあですけどね…。ただ、この一公演しか入らない客もいるのだよ、とは伝えたいけれど。


ここで文句を言っていても仕方がないので、本題。


今回、なんの束縛もなくストレスフリーで*2一直線に松倉くんを見ていられて、すごく幸せでした。
前置きであんな話をしていて、こう言うのもただの贔屓目に見られるかもしれないけれど、松倉くんの手の抜かなさは本当にすごい。揺らがない。
どの瞬間を見ていても、松倉くんの踊っている場所は輝いて見えました。どちらかというと派手なダンスじゃないけれど、しっかりフリが頭の中に入っていて、堂々としていてしなやか。指の先からつま先まで。
私が松倉くんの踊りを見始めたころの「しゃかりきダンス」からはかなり成長したと思います。最近自身も雑誌で言うように、ただのしゃかりきで終わらないという目標が達成されつつある。他者から見てその変化がハッキリ分かるってすごいことだと思います。成長って案外見えづらいものだから。
さらに、バク転も披露したそう。私はあのバク転が松倉くんだってちゃんと把握してなかった。大問題。大後悔。だってそのあとすのまんがバク転たくさん飛ぶんだも…ん…。でも、そうやっていろんなものを吸収していく姿を見られて本当にうれしいです。その伸びしろを見ていたら、もっともっと明るい未来を想像したくなる。どこまでだって手が届きそうな気さえする。
個人的な思い入れで言うと、「雨に唄えば」を踊ってくれたことが一番うれしかった。私の大好きな曲、まさかこんなところで大好きな人に踊ってもらえるとは。うれしかった。
そして一番松倉くんらしかったと思うシーンはLGTEのマンションで、ただ一人2部屋分のスペースを使って踊る松倉くん。揃って見えないという点では是非あるかもしれないけれど、その一生懸命さには嘘がなくて好き。力の配分は賢くないかもしれないけど、それくらいでいい。私にとってはたった1公演だったし。
あと、健人くんのシェイクスピアのシーン。緑色の妖精?パックのときに、松倉くんがリボンを持って通路を走るところ。とてもとてもかわいかった。松倉くんにはみどりの衣装を着せたい厨なので飛び上るほどうれしかった。健人くんの衣装もファンシーでお似合いだったので、いつかあの健人くんを座長に据えてひとつの舞台にしたい。もちろん、松倉くんと岸くんとみやちかにみどりの衣装を着せてバックにつけます。妖精はみどりであるべきだ、と強く思ったシーンでした。


トニワは一公演だけ、と決めていたのにバク転見るためにならあと何公演でも入りたいと思うくらいには後悔しているけど、とりあえず2013年のジャニーズ現場はこれにておしまいです。
今のところ松倉くんにケチをつけたくなるようなところがなくて安心なんだけど、実はそれが一番の不安でもあります。ただ、本人は現状に満足せず先々を見ている気がするから、それを信じるしかない。思わずファンレターを書きたくなってレターセット新調するような、そんな公演でした。


ところで、「Johnny's World」ではなく「Johnnys' World」なんですよね。「ジャニーさんの世界」ではなく「ジャニーズたちの世界」。ジャニーさん一族の世界。
内容が頭の狂ったプロデューサーが次世代にショービジネスの精神を引き継がせる、といったものなので深く考えてしまいました。

*1:去年も思ったし今年も思ったけど、ジャニワ終えると、「シェイクスピア」勉強しようという気になる

*2:久々の舞台の現場でメモ帳もオペラグラスも忘れたから